ONE原作の漫画「バーサス」のネタバレ感想です。1巻部分の1話から4話の内容について書いています。5話以降の感想は、下記リンクのネタバレ感想をお読み下さい。
【バーサス】【ONE】
— TAIKEN (@taiken_taikenki) November 26, 2022
新連載1話。
怒涛の展開。めっちゃワクワクした。
あずま京太郎を活かしまくっている、凄まじい作画。別世界のスーツカッコいい。続きが気になる。 pic.twitter.com/wL497i1Jpf
第1話「最後の望み」のネタバレ感想【バーサス】
ONE先生原作の漫画ということで、とりあえず1話を読むことにしました。
冒頭と魔王ジャチ戦でのナレーションからすると、生き物にとっての天敵がテーマのようで、「人類にとっての■■■であるように」という言葉が意味深です(3文字か?)。後々、重要な意味を持つのでしょうか。
序盤は、RPGゲーム風のキャラクターが多く登場するので「ああ、今回はファンタジーものなんだな」と思って読み進めていました。
人類は魔族に滅ぼされかけており、47いる魔王に全く歯が立たず、更に強い大魔王が控えているという、詰んでるとしか思えない状況だといいます。
主人公で47いる勇者の一人ハロゥは仲間も殺されてしまい、魔王ジャチに完膚なきまでに打ち負かされ、右腕を切り落とさえてしまいました。ハロゥとジャチの差は2〜3倍とかでは済まず、10倍とか下手をすれば100倍とかの差があるように見えます。
それに、1話にして「天才組」を含めた多くの勇者達が敗死・戦闘不能・洗脳されてしまいました。ハロゥ以外の勇者はどれくらい生き残っているんでしょう。
囚われて実験動物にされている第23勇者「フェッカッチオ」、精神を破壊され廃人化された第41勇者「アリシア」、洗脳され魔族となった第10勇者「マクブク」は後々再登場して何らかの役割を果たすんだと思います。
ハロゥの兄・ゼイビィは、魔導士である彼は仲間と共に別世界の召喚を達成しており、彼も重要な役どころっぽいですね。
\本日夜0時より連載スタート!/
— 『バーサス』公式 (@versus__info) November 25, 2022
新連載『バーサス』
原作:#ONE 漫画:#あずま京太郎 構成:#bose
連載開始を記念して、あずま先生の描き下ろしイラストを公開!
本日夜0時に本アカウントにて、第1話の最速 無料公開をご案内!
お楽しみに!#バーサス#月刊少年シリウス#マガポケ pic.twitter.com/waxmuxL9bM
中盤で主人公達がコテンパンにやられていましたが、終盤でSF作品で見るようなパワードスーツを着たケイラ達が召喚され、話の流れが一気に変わりました。
そして、ケイラ達が魔族を圧倒したので彼女達が状況打開の鍵となるかと思いきや、「我々は今、人類の敵によって滅亡の危機に瀕している」という衝撃の一言を発します。
ガツンとくる良い引きですし、剣と魔法のファンタジー世界と、高度な科学文明を持ったSF世界が混ざり合う世界設定には興味が惹かれました。
パワードスーツのデザインはスタイリッシュで、凄くかっこいいです。画力も高く、村田雄介先生のワンパンマンの作画に似た印象を受けました。
現在、3話まで無料で読めます。連載している雑誌のシリウスは作品によって無料の話数がまちまちらしく、後々無料の話数が増えることもあるようです。バーサスがどうなるかは分かりませんが。
今後の展開に期待です。
第2話「挟まれる人類」のネタバレ感想【バーサス】
「自分達の力じゃ天敵に敵わないんで、異世界の人類を世界ごと召喚して助けてもらう事にした。そしたら異世界人達も同じ状況であり、同じ方法を使って自分達に助けを求めてきた」となってしまうとは中々うまくいきませんね。
異世界の技術で簡単に問題が解決しないのは斬新です。まぁ、2話でそれやっちゃうと、後は消化試合みたいになっちゃいますからね。
「魔法でロボットを圧倒する」とか「科学兵器で魔族を圧倒する」というように、相性のいい敵と戦っていくのかと思っていたら、早くも上位ロボットに魔法を対策されてしまいました。キヴァに科学兵器も通じません。こういう展開はもうちょっと先でやると思っていたので、少し意外です。
それよりも、異世界人同士で言葉が通じるのは突っ込んじゃいけないやつですかねw
また、ファンタジー世界の住人と科学文明世界の住人がお互いの文明の違いに驚く・張り合うという、お約束の展開もありました。ですが、キヴァと上位ロボットの別勢力の敵同士がかき回してくれたおかげで、退屈せずに楽しめました。
特に、キヴァがいいですね。喜怒哀楽の表情が豊かで、何か憎めない感じが人間臭くて良いです。丁寧語使ってたのに、上位ロボットに不意打ちされたら急に「あ?」とか言っちゃったりしてw
今回は、ハロゥが自分をおとりにしようとした際に、天敵達が勝手に潰し合ってくれたおかげで窮地を脱しています。でも、真っ向勝負だったら即終了でした。魔王の格下の戦闘幹部と、それと同格の上位ロボットにすら歯が立たないのなら、今後どう戦っていけばいいのでしょう。
ハロゥが少しの間だけエネルギー刃みたいなのを使っていました。魔族に対する恐怖の克服をして、あの力を使いこなせればキヴァ・上位ロボットくらいは相手になりそうです。しかし、それでも魔王に勝てるか否かを迷う程度の描写でした。
ハロゥやケイラ達の世界だけでなく、更に複数の世界とも繋がってしまいました。ケイラ達と組んだことで、天敵の数が最低でも2つになっています。ハロゥやケイラ達以外の世界にも天敵がいるのなら、更に多い数の天敵達と戦うことになります。異世界召喚が凶と出るか吉と出るかは微妙なところですね。
2話最後で一気に世界が広がりました。物凄く混沌してきていて、何が起こるか分からない期待感があります。
第3話「融合した世界」のネタバレ感想【バーサス】
ハロゥ達の世界は、複数の別世界の一部が召喚されて混じってしまうという、混沌とした状況になってしまいました。魔導士隊の召喚魔法の影響とのことですが、ケイラ達の異世界ゲートも関係があるんでしょうか。
ゴジラみたいな怪獣と、勇者と魔導士と、パワードスーツをきた兵士と、進撃の巨人に出てきそうな巨人と、宇宙人と、ゾンビみたいなのと、巨大生物が1つの話に出てくるのは何とも不思議な画です。
異世界ものは大抵、ある世界から別のある世界に渡るという設定が多いですが、この作品は13もの世界が入り乱れて展開していくのが新鮮に感じます。
異人類の中では、タイツみたいなのを着た未来人っぽい人にかなり目が引きつけられました。 様々な種族が一同に会する席でも凄い違和感がありますねw
ゼイビィ達は、別世界から逃げてきた難民をいくらか助けていましたが、作中世界にいる全ての人間の数を合わせても、そう大した数にはならなさそうですね。
しかも、新たに召喚された他の世界にもそれぞれ天敵がいるようで、どんどん状況が悪化しています。これだけ色々な世界の人類が混在すると、いつかは仲違いや離反なども起こりそうです。
また、ハロゥが巨人の一撃を受けていました。あの辺の描写から、やはり勇者は人類の上澄みであると分かります。勇者を圧倒する魔王の方がおかしいんでしょう。ただ、ケイラの世界には、勇者に相当する人間はいないっぽいですね。
多分、今回の巨人とでかい個体のモグラは戦闘幹部キヴァくらいの強さなんだと思います。ハロゥでも一撃耐えていますし、魔王クラスではないでしょう。
ハロゥが自分達が生き残った理由を考えていた時に、何かに気づいた描写も気になります。各世界の技術を一つに結集させて戦えば勝てるとか、そういう感じのことを思いついたのでしょうか。
ゼイビィはリーダーシップをとって、困難に立ち向かっていました。行動力があり、タフでメンタルが強く、指示も的確ですから頼りになります。天敵対策の協議を主導していますから、戦闘以外でも頼りになる、もう一人の主人公的な立ち位置なのかもしれません。
4話以降も期待です。
第4話「一筋の光明」のネタバレ感想【バーサス】
\第4話更新!/
— 『バーサス』公式 (@versus__info) February 24, 2023
『バーサス』
原作:#ONE 漫画:#あずま京太郎 構成:#bose
第4話、本日公開されました!https://t.co/TRujtVYvnh
■第1〜3話は無料で公開中!https://t.co/TRujtVYvnh
■単行本第1巻、4月7日(金)発売!
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13もの世界が融合してしまい、それぞれに天敵がいることが判明しました。13の無理ゲーを同時に強いられているような状態ですね。
絶望的な状況で主人公・ハロゥは「天敵と天敵を争わせる」という提案をしていました。敵勢力同士を争わせて力を削ごうとする作戦は、仮想敵国同士を対立させて利を得ようとする工作活動みたいです。
こういった提案はゼイビィがすると思っていたので、ハロゥがアイデアを出したのは意外でした。弟の提案を反発していた相手が黙るところまで持っていったゼイビィは、やはり頼りがいがあり交渉上手ですね。今回の協議の場を整えたのも進行役をしたのも彼ですし。
男どもが争っていた光景は、ネットでの炎上を彷彿とさせるものでしたw そして、何故か2度も「(ゼイビィは)性格悪いな」と感情表現するコマをもらったケイラ。
絶望の中でも希望を失わない存在として兄弟が描かれ、ゼレビィは「絶望しかないように見えるこの状況こそが、千載一遇のチャンスかもしれないんだ」と言っていました。実際、他に選択肢はなさそうですし、何度かはピンチをチャンスに変えられるかもしれません。
しかし、天敵対策はこのやり方をずっと続けていくんでしょうか。面白いアイデアだとは思いますが、潰し合いまでもっていかせるのはかなり大変そうです。特に、知能の高い天敵は簡単に誘導されてはくれないでしょう。
逆に、怪獣とか巨大生物みたいな知能の低そうな天敵は生態を徹底的に調べれば、行動をある程度限定できそうではあります。「パラサイト」「神」「呪い」「ゲーム」あたりも、人類に害を発生させる条件が何かありそうです。じゃないと詰みですし。
まぁ、ハロゥが覚醒したり異人類同士の文明を組み合わせたりして、いつかは普通に戦えるようになるのかもしれませんが。
キヴァ対上位ロボットは、キヴァの辛勝でした。上位ロボットは、時間を置いて再起動するかもしれませんね。
ハロゥ達のいる人類の砦にキヴァの手がありましたから、多分次話あたりで襲撃を受けるんだと思います。でも、何故あんなぞんざいに放置されていたんでしょう…。
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