ハンターハンター強さランキング1~30位【ヒソカ・ゴン・メルエム】

HUNTER×HUNTER
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 このランキングは作中の描写・情報のみを判断材料にしており、「場所は広野、一対一、相手の情報は一切知らず、10メートル離れた距離で戦闘を開始したらどうなるか」という条件で順位付けをしています。
 また、相性によっては上の順位の能力者に勝てる場合もあるはずです。

 「あの描写・設定はストーリー上の都合だよ(笑)」と思える考察もあるでしょうが、そういう描写・設定にも御都合展開以外の理由があるという事にして、あえて深読みをしています。

※この記事には最新話までのネタバレが多分に含まれています。

※副読本やジャンプリミックスの説明・数値には誤情報が含まれていたり修正を繰り返したりしているので、殆ど参考にしていません。系統やキャラの名前などは連載前に作者から情報提供があったようですが、それ以外の情報ついては無視しています。

 

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30位 サトツ・メンチ・ブハラ

 ヒソカのおもちゃ箱に入っていた事から、戦闘能力がかなり高いみたいです。
 今のところ他に強さを計る材料がないので、暫定的にこの順位にしました。

29位 ベンジャミン

 ベンジャミンは、死んだ部下(私設兵)の能力を譲渡されるという、とても闇が深い発で強化され続けています。私設兵が全員死ねば、霊獣抜きでも相当な強さになるでしょう。

 カーミラ襲撃時、堅で9mmパラ弾を10発以上受けても無傷でしたね。攻防力もかなり高いようです。

 体術や素早さ、戦闘考察力が判明したら、順位を上げるかもしれません。

28位 シュート(奥義習得後)

 短時間とはいえ、一人でユピーの触手攻撃を凌ぎきりました。ユピー戦でのスピード・精神状態を保てるのなら、この辺の順位でも違和感がないです。

 ユピーからは複眼を一つ奪っただけでしたが、相手が護衛軍より堅くない人間の場合はもっと多くの部位を奪えるでしょう。

27位 ビスケ(真の姿)

 手加減ありでバラを瞬殺しているため、手練れである事は間違いないです。しかし、トップクラスの能力者達と並べる根拠がまだありません。
 ビスケは堅3時間維持を達成したキルアを一方的にボコっていましたが、当時の針が刺さったキルアは「相手が少しでも格上ならばもうNG」「選択は逃げの一手」らしいので、強さの根拠としては不十分です。

 発が実戦で使いものにならないですし、変化系なので強化系よりもオーラでの攻撃力・防御力にマイナス補正が掛かるのも問題です。
 また、ゴンさんを見たキルアは「ビスケは容姿が激変しただけで、内包するオーラが爆発的に増加した訳じゃない」といっていますから、少女姿の時のオーラ量と殆ど変わらない可能性があります。まぁ、真の姿の時はオーラ量が正常値という解釈ができなくもない言い方ではありましたが。

 ただし、ヒソカのおもちゃ箱に入っており心源流の師範代であるため、ヒソカの採点で80点以上はあるのではないかと考えています。
 キルアがドッチの時に見せた天才的な流を、20代後半で身につけていたのも評価できる点です。

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26位 パーム(蟻)

 蟻になったパームは、針を抜いたキルアが「やばい」「強い!!」「長期戦になったら完全に不利だ」と思うほど攻防力が強化されていました。
 かなり速いはずのキルアにガンガン攻撃を当てていたため、スピードや反応速度も高いようです。

 ただ、あの時のキルアは発を温存していましたし、全力で殺そうとはしていなかったので暗殺術を封印してもいました。パームを仲間の所に連れていった時の発言も、「単純な攻撃力だったらオレより上だよ、多分」と曖昧な言い方でしたから、発と暗殺術込みの全力なら差は大してないのかもしれません。

25位 ゴン(黒目状態)

 黒目状態のゴンは、洞察力が非常に鋭くなっていましたね。あの状態だったら戦闘での駆け引きも、めっぽう強そうです。
 ですが、通常状態に比べてどの程度強くなっているのかは不明です。

 プフには「人形を維持する程の闘いが、まだ続いているという事ですか?」「それ程の相手とは到底思えませんでしたが……」と言われていました。しかし、「それ程の相手」とはネテロクラスの能力者でしょうから、この発言では力を計れません。

 ピトーの前での練は凄い迫力でしたが、誇張表現の可能性もあります。
 「(モラウをゴングーで)ホントに殺しちゃうところだった」という発言も、ナックルと最初に相対した時点で硬以外の防御なら殺せていたので、判断材料としては微妙です。ただし、硬で防いだナックルは馬鹿扱いされていたので、モラウのオーラの状態は堅だったのでしょうが。

404 NOT FOUND | 都市コロブログ
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24位 ザザン(変身後)

 フェイタンの硬でもノーダメージという異常な防御力を持っています。硬で無傷ですから、その倍の威力でも大してダメージを与えられないかもしれません。また、素早いフェイタンに攻撃を当てる反応速度も持っており、すぐにフェイタンの腕を折っていましたね。

 ただし、フェイタンは負傷していたので動きが相当鈍っていたか、発のためにわざと折られた可能性もあります。

 そうでないのなら、かなり素早い能力者でも攻撃を回避し続けるのは至難の業でしょう。弱点らしい弱点も描写されませんでしたし、結構過小評価されているキャラだと思います。

23位 フェイタン(鈍り)

 ザザン戦の時は本調子ではなかったらしいですが、発を使ってなんとか勝利していました。
 蟻ほど堅くない大抵の人間相手には、刀での攻撃が十分有効なはずです。しかも素早く動き回る上、ダメージを受けても強力な発がありますから、戦う相手からすれば非常に厄介な能力者と言えるでしょう。

 しかし、ダメージを受けるまで発抜きで戦わなければいけないのはマイナス点です。

22位 ノブナガ・フィンクス・フランクリン

 ノブナガ・フィンクス・フランクリンには、今のところ明確な差が描写されていません。
 フィンクスは流星街での戦闘を見るに、師団長より少し強くて兵隊長を倒すのは余裕といった感じに見えます。

 ただ、師団長相手に苦戦したフェイタンは本調子ではなかったので、ノブナガ・フィンクス・フランクリンが本調子のフェイタンと同程度の実力だった場合、もっと余裕を持って師団長を倒せる可能性もあります。

21位 カンザイ

 ヒソカの品定めで85点と、かなり高い点数でした。カンザイは、ボディーガードですら戦闘には自信があるようです。

 十二支んの他のメンバーだと、ブラックリストハンターのサイユウやクライムハンターのミザイストムは85~90点くらいあってもおかしくありません。
 ヒソカのおもちゃ箱に入っていたボドバイ・サッチョウの強さも期待できます。

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18位 ウボォーギン

 バズーカ砲を食らってピンピンしていた事から、人間の中では防御力がトップクラスだと分かります。
 ライフルで撃たれても「あ痛った」ぐらいで済み、しかも弾が当たる前に反応しているような描写でした。そうだとすれば、反応速度も化け物クラスです。
 また、ビッグバンインパクトで数メートルのクレーターを作った描写は、作中屈指の破壊規模でした。その威力は小型ミサイルほどあると明言されています。

 ですが、凝を怠っていたのはマイナス点です。クラピカは、堅(50%のオーラ量)時のウボォーの体勢を崩すほどオーラで強化した攻防力と、「通常じゃ考えられねェ程の念」が込められた中指の鎖を同時に使っていましたから、更に隠まで使える可能性は少ないだろうと考えてもいたのかもしれません。

 全力の練(堅と同じで攻防力50)で目にオーラが集まった状態でも見抜けないほどの隠でしたから、あの時のクラピカは異常な量のオーラを扱っていました。

 失点は失点ですが、作中唯一の例外である種族レベルでのプラス補正に気づけなかったのは仕方ないという気もします。大抵の操作系・具現化系能力者の場合は、ウボォーのやり方でどうにかなっていたんでしょうし。

18位 ギンタ

 ヒソカの評価が90点と、十二支んの品定めの中では最高の評価です。イルミとは5点、おそらく100点のクロロとは10点しか変わらない、と考えると相当な強者ですね。

18位 マリオネ

 ジンは、ビヨンド派の協専メンバーの中でマリオネの腕っ節が一番強いと判断していました。
 ビヨンドが中途半端な人材を集めるわけないですし、ハンター協会出し抜くつもりなら、実力がギンタ以上の可能性もあります。

17位 キルア(カンムル修得後)

 全能力者の中でトップクラスの発(カンムル)を持っています。知能・体術・オーラの使い方もずば抜けており、カンムル修得後のキルアを追いつめられるのはごく一部の能力者だけでしょう。

 しかし、スピードと攻防力のバランスがまだ悪く、攻撃力はパーム方が少し上くらいと本人が言っていますから、攻防力が極端に高いキャラには案外苦戦しそうです。貯めた電気も結構早く切れるみたいですし(ただし電光石火だけならば長距離移動が可能)。シルバ・ゼノと比べれば、経験値もまだまだ足りてない感じですね。

 また、ユピーとプフに評価された超スピードは、害意のある動きに感応してオート操作する「疾風迅雷」だけですから、そうした事を見抜ける能力者なら状況を打開できるかもしれません。

16位 カイト

 片腕を切り落とされた状態で、ピトーを楽しませる程の戦闘力を持っています。両腕とも残っていたなら、もっと粘れたみたいですね。 発を自分の意志で選べないのはマイナス点ですけれど。

 ただ、忘れてはいけないのは当時のピトーは念の初心者で、おそらくはテレプシコーラも使えない状態でした(カイトが武器を具現化した事に驚いていた)。

 ピトーからすれば殺すつもりではあっても、遊びの範疇だったのでしょう。その事を考慮してもピトーにいくつか傷を付けていたのは十分評価できますが。

14位 ボドバイ

 「名実ともに最も会長に近い男」と説明されていたので、90点のギンタよりも強いのかもしれません。
 まぁ、選挙ではパリストンはおろか、チードルやミザイストムにも負けていましたから、実は信望がそれほどなく、戦闘力もそんなに大したことがないのかもしれませんがw

14位 イルミ

 ヒソカの採点(95点)が正確なら、この辺の順位になるのではないでしょうか。

 操作系だから攻防力が気になりますが、そのマイナスを発などで補っているのだと思います(ゴンに腕の骨を折られたのは、初期の描写だから大目に見るのならば)。
 「もったいないけど、この針使うか──」という言い方から、選挙編で見せた針人間の他にも別の発がありそうですね。

13位 プフ

 プフは討伐隊突入直後、疲労したモラウ(3~4割の調子)のスモーキージェイルから逃げるのに苦労していました。あの時のプフがモラウを殺す・痛め付けて能力を解除させるという選択をせず、15分もかけて決死の作戦(1割の確率で死ぬ)を実行しようとしていたという事は、直接的な攻撃能力が他の護衛より著しく低いと考えられます。
 死後の念を警戒していたにしても、痛めつけたり気絶させたりしてスモーキージェイルの解除を試みるはずですし。

 背後を取ってキセルを奪った際にも、致命傷を与えることができませんでした。疲弊したモラウを完全な不意打ちでしとめられないのは、攻撃力の低さ故の行動だったと思います。それどころか、キセルを破壊する力もないようですね(一応、分身だった可能性も残されてはいますが)。

 分裂時に本体は蜂より小さくなれない、分裂時に本体が蜂くらいの大きさなら本調子ではないモラウでも瞬殺可能、燐分を撒くときは分身を使えない、燐分は弱い風程度で防げる可能性がある(ゴンを襲おうとした時に風の流れを読んでいる)、分身は熱をもった攻撃で殺せる、分身を攻撃してもポットクリンのような念攻撃は本体に付く、本体と分身の力量には大きな差がある、などのマイナス点も考慮すべきです。

 とはいえ、分裂すると本体を探し難くなり、本体が空高くに逃げてしまえばプフを殺すハードルが目茶苦茶高くなります。分裂していない状態なら鱗粉にも対処しなければならず、移動速度はとんでもなく早いです。オーラ量も多いでしょうから長期戦になると相当厄介だと思います。

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12位 ヒソカ

https://twitter.com/yukina1439/status/762344522890096642

 旅団腕相撲ランキングでフィンクスに次ぐ3位・かなりの重量の石版をもの凄い速さで数十メートル蹴り飛ばす・300キロ以上はある人間ハンマーを猛スピードで振り回す・レイザーを後退させる威力のボールをゴムの反動で放つなど、ヒソカには結構高い攻防力があるようです。
 しかし、それだけでトップクラスの能力者相手に通用する程ではありません。
 発のバンジーガムは非常に応用力が高い能力ですが、如何せん決め手に欠けます。34巻の対クロロ戦で、発の応用力込みの攻撃力や身体能力の限界が示されましたね。

 ただ、34巻の解説には「両者を勃てながら」と書かれており、作者としては格を落とさないことに注意を払っていたようですから、両者の実力に大きな差はないと思います。「団員の発を借りている」「共闘している可能性がある」「人間爆弾戦法は、殺害現場を見ても会場に残るような観客が大量に必要」など、クロロに有利な条件で闘っていましたし(ただしクロロも使える能力数を制限してはいる)。

 ヒソカは、復活後に損傷した部分をバンジーガムで補っていました。指を切り落としたら念弾の威力が上がったフランクリンのように、覚悟や制約で念能力が強化されている可能性があります(9巻76話)。あえてマチに体を治してもらわず、そのままにしておくのが覚悟や制約になったのかもしれません。

 ヒソカがパワーアップしていると決まった訳ではないですが、強くなったことが確定したら順位を上げようと思います。

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11位 レイザー

 レイザー本人が投げる球の威力は強烈で、バレーのスパイクのような全力攻撃はゴン・キル・ヒソカの3人がかりでやっと止められる程でした。
 スポーツとはいえ1対6で戦い抜き、ゲーム終了時にはゴン・キルア・ヒソカ・ゴレイヌ・ツェズゲラをボロボロにするまで追いつめています。

 攻防力も尋常ではなく、ゴングー砲やヒソカの反発ボールを受けた腕の部分はほぼ無傷でした。

 しかし、最初のボクシングの試合で、「限られたエリアの中で、しかも敵と距離を取りつつ戦える」「放出系にとってこれほど都合のいいルールはない」と対戦相手が言っています。
 ですからドッチボールは完全にレイザーの土俵という事になりますし、変化系のヒソカ・キルア・ビスケは放出系能力が必要なボールの投げ合いが苦手だった事も考慮すべきでしょう。
 レイザーの全力攻撃は、ジャンプするという予備動作があり、念人形と同時使用ができないのもマイナス点です。

 旅団の船を壊した時や、ボポボを殺した時は念弾を使っていたので、スポーツではない真剣勝負では念弾を使うのかもしれません。

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10位 ゼノ・ゾルディック

 ヨークシン編ではシルバと共にクロロを追いつめていました。
 ゼノは、クロロに「サシで闘ったらオレとあんたどっちが勝つ?」と問われ、「そりゃ十中八九ワシじゃろ」「おぬしが本気でワシを殺ろうと思えば別だがな」と言っています。
 つまり「作中での戦いのようにクロロが能力を盗むため本気を出さずに戦った場合、ゼノ一人でも十中八九勝っていた」という事です。
 それに、あの時のシルバは「(発を使われたら)確実にはしとめられない」と考えていたので、ゼノを犠牲にしようとしたのは仕事上の確実性を優先しただけだでしょう。セメタリービルの周辺には他の旅団員もいましたしね。
 あの戦闘の結果だけで、3人の実力差を正確に計る事はできません。

 また、蟻編で見せたドラゴンダイブは宮殿に直撃して威力が減衰していたからか、討伐隊の面々も普通に避けていました。
 減衰なしの威力・スピードはよく分かりません。ピトーは屋外で避けていましたが、身体能力が尋常ではなく高い護衛軍は人との比較対象になりませんし。ドラゴンランスから龍の全身へと変化させているので、巨龍を作るためには溜めが必要だと考えられます。

 クロロと本気で闘った場合の決着が分からないこと、ヒソカのおもちゃ箱に入っていたこと、ヒソカの採点で95点だったイルミや天才であるキルアの祖父であること、おそらくゾルディック家の前当主である格を考慮して、この順位にしました。

9位 シルバ・ゾルディック

 数年前にクロロと戦ったようですが、それが一対一での本気の戦闘だったのならクロロに近い実力を持っている事になります(ただし当時のクロロは、現在よりも多少体術が未熟であり、ダブルフェイスも未修得で、手持ちだった能力も不明)。
 皮膚が異常に堅いところや毒が殆ど効かないところは、流石キルアの父親という感じです。おそらく、電気系の攻撃も大して効かないのでしょう。年齢的に考えてゼノより強くてもおかしくありません。

 クロロに放った念弾の威力は凄まじく、作中でも指折りの破壊規模でした。
 ヂートゥ瞬殺時には素手でクレーターを作っているので、肉体での攻撃力も相当なものです。上空から飛び降りて地面に拳を降りおろした衝撃に耐えており、発の特殊効果抜きで無傷だったのならば、人間離れした頑健さを持っていることになります。

 ただし戦闘描写が少なく発の詳細も不明なので、後々マイナス点が判明する可能性もあります。

8位 クロロ

 防戦一方とはいえ、ゼノとシルバ相手に一人でやり合えるほど体術のレベルが高く、ヒソカもクロロの体術を高く評価しています。クロロに有利な条件でしたが、天空闘技場では手持ちの能力数を制限しながらもヒソカに完勝してもいます(ただし共闘の可能性あり)。ヒソカ戦では複数の発を併用していましたから、オーラ量も相当なものなのでしょう。
 極めて優れた発であるスキルハンターは、更に「ダブルフェイス(栞のテーマ)」で強化されました。流石、A級首・幻影旅団の頭目といった実力です。
 しかもクジラをも動けなくする毒を塗ったベンズナイフは大抵の発より遥かに強く、強者相手でも十分な決め手になります。まぁ、あのナイフと毒は、クラピカに捕らわれたときに没収されたのかもしれませんが。
 
 「ダブルフェイス」のおかげで大分戦略の幅が広がった一方、やっかいな制約も増えたようです。その内容次第では、大幅には強くなってはいない可能性もあります。
 それに、クロロはあまり火力の高い攻撃をしませんよね。これまでに披露した中で一番破壊力があったのは、サンアンドムーンの最大火力でした。爆弾人形戦法はギャラリーフェイクも必要になりますし腕力はマチ以下のようですから、普段攻撃力をどう補っているかが気になります。
 スピードや体術が秀でていても、トップクラスの能力者達よりは肉体の攻防力が低いのでしょう。

 ヒソカは能力がパワーアップしている可能性がありますし、シルバ・イルミの能力にも不明な点があるので、今後の描写次第では8位~13位までの順位が入れ代わる可能性があります。

7位 ネフェルピトー

 ネテロには「あいつ、ワシより強くねー?」と言われており、この台詞だけで8位までのキャラとは格が違うことが分かります。
 溜めありとはいえ、カイトを襲った時に1kmはありそうな距離を跳躍していました。8位以下のキャラに同レベルの身体能力があるとは思えませんし、カイトは1kmは離れた場所から危険を感じ取っていたのでオーラ量もバケモノクラスです。

 また、ピトーはネテロの百式で500mほど吹っ飛ばされていましたが、怪我を負っているようには見えませんでした。ネテロに手加減する理由がないですから、防御力もかなり高いと思われます(あの時に受けたのは一打なので、「九十九の掌」などよりは威力が低そうですが)。
 それに、王が殺す気で打っても重症を負いませんでした。

 ネテロ(精神統一前)と同レベルの強さのようですが、ゴンさんには一方的にはボコられていました。
 まず、ピトーは正面からの攻撃を完全に避けられた後に、背後から攻撃を仕掛けたにも拘わらず再度避けられています。

 その直後に蹴りを食らって上空に吹っ飛ばされてしまいました。この蹴りの時点で大ダメージを受けており、落ちてきたときに何とか反撃を試みていましたが、またもやゴンさんはピトーを一切見ずにゴングーをクリーンヒットさせていました。

 ゴンさんとの攻防力の差は言わずもがなですが、体術やスピード、オーラを感じとる能力などにも大きなが差がある事は間違いありません。

6位 モントゥトゥユピー(成長後)

 奥義を覚えたシュートでも複眼の一つを奪うのがせいぜいで、疾風迅雷状態のキルアですら傷らしい傷を付けられませんでした。
 トンガリ頭で下半身が馬の状態だとスピードも速そうですし、左手が銃の形をしていますから怒りの爆発を遠距離攻撃として使用できるようですね。
 内包するオーラ量が70万以上(モラウは7万程度、ナックル戦時のゴンは2万程度)あるということなので、オーラ量もネテロを除く討伐隊とは桁違いです。

 ユピーは討伐隊との戦闘で怒りを別個に蓄積して放つ爆発攻撃を覚え、冷静に物事を考えられるようになりました。冷静な状態ならそれなりに駆け引きや考察ができています。護衛軍の中で唯一、念能力や肉体が戦闘のみに特化していますね。
 一方のピトーは、非戦闘用のドクタープライズにメモリを使っており(プフは、より戦闘以外のことにメモリを割いている)、敵との戦闘で成長した描写がありません。
 それでもピトーの方が強い可能性はありますが、このランキングでは成長したユピーの方を上にします。薔薇の爆心地でも活動できる形体になったり、羽を生やして飛べる形体になったり、複数の敵を相手にするために目や手を増やしたりするなど、変形能力で多くの状況に対応できますし。

 一度ハコワレでトバされかけましたが、あれは討伐隊が入念に準備をしていたのと複数人で入れ替わり立ち替わり戦ったからです。死者がでなかったのは、ユピーの心境が変化した事と幸運な偶然が重なった事が大きいですね。
 成長したユピーと突然鉢合わせて相手の情報を全く知らないという本記事の条件なら、討伐隊の方が2人だったとしても作中でのようにはいかないでしょう。

5位 マハ=ゾルディック

 ゼノが25巻で「(ネテロは)ワシのジジィとケンカして生存しておる唯一の人間じゃし」と言っていましたが、この言葉の解釈によって評価が大きく変わってきます。

 上記の台詞が単に年齢が高いことを示しているのだとしたら、もっとランクが下になりますね。「マハがあまりにも強いため、唯一生き残った」という意味なら、ネテロと同格であってもおかしくありません。

 まぁ、全盛期に近い年齢のネテロとケンカが成り立つ時点で、滅茶苦茶強かったのは間違いないでしょう(未熟だった少年時代にケンカをしていた可能性もあるにはある)。 

 ただ、これからマハに焦点が当たる可能性は低そうです。最悪、ずっと実力の程が明かされない、という事もありえます。

4位 ネテロ=アイザック(精神統一後)

 精神統一後のネテロならピトーを「零の掌」込みで何とかなりそうですが、「あいつ」「ワシより強くねー?」といってましたから精神統一前ならピトーの方が強そうです。
 「精神統一の業を経て蓄積した」「ネテロの渾身の全オーラを光弾に変え撃ち放つ」とナレーションにあるため、精神統一は零用オーラをためる効果しかなかった可能性もあります。そうだとすれば、「零の掌」の有無でピトーとの優劣も変わってくるのかもしれません。まぁ、ネテロも鈍っていたようですし、精神統一で「零の掌」以外の能力が著しく向上している可能性もありますが。

 ユピーはピトーより攻防力が高そうですから、防御力が高い形体で「零の掌」を受けた場合に生き残れるかどうかも気になります。重症であっても虫の息のネテロに止めをさせる状態ならユピーの勝ちです。王が軽傷でしたから、生き残る可能性が全くないとは言い切れません。
 それに、百式の攻撃範囲外から爆発の放出系攻撃を撃った場合、百式観音でネテロへのダメージを防げるのか否か、百式観音にダメージを与えられるのか否かによっても勝敗は変わってきます。

 メルエムはネテロの右足を切り落とした時に、致命傷を与えられることが出来たか否かも気になります。「零の掌」を打つまでに鈍い痛み、「零の掌」でも五体満足で平然と動ける程度しかダメージを与えられませんでしたから、両者には歴然とした実力があった事は間違いありませんが。

 とはいえ、人間としてはとんでもない規格外でした。
 半世紀以上前が全盛期だったらしいので(ただの軽口だった可能性もある)、その頃ならメルエムと良い勝負が出来たのでしょうか。回想では音速を超える正拳突きをしていましたが、全盛期は肉体の強さのみで戦っていたのか、そうでないのかという事には触れられませんでしたね。そうした過去を想像・考察するのも面白いです。

3位 ゴンさん

 ピトーの「やはりコイツ(ゴン)の牙(能力)は、王にも届き得た!!」「殺されるのがボクで良かった…!!」という発言があるので、王と大きな実力差のあったネテロよりも格段に強いと考えられます(ただしピトーは、軍儀によって得た予知のごとき先見を知らない)。しかもゴンさんは、ピトーの全力攻撃をろくに見もせずに回避したり攻撃を加えたりしていましたね。スピード・反応速度では圧倒していました。

 また、百式で吹っ飛ばされたのに傷を負っていないピトーが、ゴンさんの蹴り一発で血を吐き大ダメージを負っています。足にオーラが集中していましたから、あれは「硬(攻防力100%)」だった可能性が高いと思います。ゴングー(硬の威力×220%)でピトーの顔面が酷く損壊しており、スピード・反応速度ほどではないですが攻防力も大幅に上回っていました。

 ただ、ユピーには「硬」やゴングーで攻撃しても上記ほどのダメージを望めないかもしれません。それでも手数でボコっちゃうんでしょうけど。
 黒目ゴンの時の洞察力を維持しているのならば、駆け引きで勝てるのはごく一部の登場人物だけになりそうです。ゴンの場合はただでさえ予測が難しい行動を取りますし。

ゴンの強さを蟻編~王位継承戦編で比較【ハンターハンター】

2位 蟻の王

 護衛軍やネテロの反応から、それらのキャラよりも圧倒的に強いのは間違いないです。しかし人間としては規格外なネテロとだけしかまともな戦闘はしておらず、しかも百式観音も相当特殊な発ですから攻防力やスピードがどの程度凄いのか具体的には分かりません。
 師団長を瞬殺し、ピトーを殺す気で尾で叩き、他の護衛軍にも尾で攻撃していましたが、それぞれの本気度も不明です。

 僕は「攻防力・知能はメルエムが上で、速さや戦術の組み立てはゴンさんに分がありそうだ」と考えています。
 ピトーは硬蹴りを受けて大ダメージを負うも反撃を試みていますし、硬の2.2倍あるゴングーを顔面に受けても途切れかけとはいえ意識がギリギリありました。王がどの程度の硬さかは判然としませんが、ピトーより攻防力が高い場合は相応の手数が必要となるでしょう。

 それに硬は通常攻撃のなかでリスクが最大のもの、ゴングーはリスクが更に高い発ですから、かなり優勢だったピトー戦のようにポンポン当てられないと思います。
 加えてピトーは、王が「予知のごとき先見を可能にした」事を知らないため、ゴンさんはピトーの予想よりも苦戦するはずです。
 まぁピトーは、ゴンの何をしでかすか分からない型破りな戦法を味わう前に敗北しており、グーの他にパーやチョキもあるの王と互角に戦ってもおかしくはないのですが。

 ですがこのランキングでは、「予知のごとき先見」と硬やゴングーがハイリスクである事を重視し、王の方をゴンさんより上にします。

1位 メルエム(ユピー・プフ吸収後)

 メルエムはユピー・プフ吸収後に、「大幅なオーラ量の増加」「作中最高レベルの放出系攻撃・飛行能力」「討伐隊には瞬間移動としか思えないほどのスピード」「閃光と等しい速度で円を展開でき、触れた者の感情と形状と性質を読みとれる。そして微量光子を飛散させる事で、円を浴びた者の探索ができる能力」を身につけました。
 薔薇で損傷する前でもネテロより遙かに強かったのに、復活後は過剰と思えるほどの強化をされていますね。
 上記のパワーアップを考慮すると、ゴンさんとも相当大きな実力差がありそうです。
 作者から「コイツが作中最強のキャラだから、今後コイツより強い奴は出さないよ」と言われてる気すらしてきます。

 暗黒大陸にはメルエムより強いキャラがいるかもしれません。ただ、「危険生物 評価リスト」(33巻)での「破壊力」の評価は、5大災厄よりも蟻の方が上でした。これはキメラアント全体の評価ですが、王は他の蟻とは比較になら無い最強の個体なので「単純な攻撃力がメルエムクラスの敵は、ポンポン出さないんじゃないか」と予想しています。
 ネテロも「新世界にあるのは個人の勝ちなど存在しない、厳しい自然との格闘のみじゃった」と言っていますし。

強さが判明したらランクインしそうなキャラ

天空闘技場のフロアマスター達

 フロアマスター達の中にカストロより強い能力者がいる可能性はありますが、本編に登場するのかどうかは分かりませんね。

生き残った蟻の師団長・兵隊長達

 人間に降伏したクルト・ビホーン・バンダナを被った熊や、王になるため新天地に旅立ったワニ・カマキリ型あたりの師団長はかなり強そうです。師団長達は念を覚える前からオーラを視認していましたし。
 まぁ、後者は既に討伐されている可能性が高いですけど、有能だったクルトや師団長の中で一番力が強いらしいビホーンには期待が持てます。

 兵隊長も最初からオーラを感じとれはいましたし、コアラは中々の強者感がありました。

ベンジャミン以外のカキン王子達

 守護霊獣がBW号の外で使えるのかどうか分かりません。あれが限定的な場所でしか使えないものならば、そこまで高い順位にはならないでしょう。
 どこでも使える場合も、ハルケンブルグのように霊獣の効果がジョイントタイプの王子はタイマンだと大したことがなく、カーミラの念能力のように尖り過ぎていても高い順位は厳しいです。

 ですが、霊獣が限定的な使い方しかできない場合でも、ツェリードニヒはこれからの描写次第で上位にランクインする可能性があります。

心源流の師範代達

 これまでに登場したウイング・イズナビの実力も気になりますし、他にも師範代がいるのならその実力を知りたいものです。
 というか、ネテロ死亡後は誰が師範をしているんでしょうね。

パリストン

 ジンはパリストンの戦闘能力をマリオネ以下だと思っているので、直接的な戦闘能力は大したことがないかもしれません。ただ、性格的に滅茶苦茶厄介な発を持っていそうです。

ハンゾー

 ゴンキル程ではないですが、才能にあふれた逸材です。分身の術が「ハンゾースキル4」なので、最低でも他に3つの発があるようです。

強さが判明したら上位に入るであろうキャラ

ジン=フリークス

 ネテロ曰く「念能力者としては、間違いなく世界の五本指に入る」らしいですが、この発言だけでは強さの程度が分かりません。戦闘向きではなくても優秀な念能力者は大勢いますし。

 ただ、「打撃系の能力は一回くらうと、大体マネ出来ちまうんだ」「ま、ただの才能だな」のシーンを見ると、戦闘の強さも相当なレベルなのは間違いありません。

 ジンは、ビヨンド派の能力者達とNo.2の事で交渉していた時、その場にいた10人と戦闘になってもおかしくありませんでした。真っ向勝負は出来るだけ避けようとするにしても、一人で切り抜ける自信があったんだと思います。
 クロロ・ヒソカクラスより大幅に高い実力がなければ、あんな事はしないんじゃないでしょうか。

ドン=フリークス(生存していた場合)

 究極の長寿食ニトロ米の効果で若い肉体を保っている場合、発が戦闘向きならば人外じみた強さになっていそうです。

 一つ気になるのは、念の修行はどんなに長い期間し続けても成長が見込めるのかどうかです。成長に上限がないのならば、300年間近くの蓄積がある事になります。
 そうでなかったとしても、暗黒大陸でサバイバルを300年間続けている人物ですから、戦闘での駆け引きはジンやビヨンド以上…なのかもしれません。
 もちろん既に死んでる可能性もありますが。

ビヨンド=ネテロ

 「ワシが念使いで最強だったのは半世紀以上も昔の話じゃよ」という台詞から、ネテロ以外に最強の能力者がいたようです。
 ただ、作中に登場している念能力者(人間)の中で、最強だと言われて全く違和感のないキャラは、ビヨンド・ジン・ドンだけだと思うんですよ。「ネテロを超える」とも読みとれる名前の人物ですから、最強の念能力者であってもおかしくありません。

 暗黒大陸に着いた後は、十二支んとやりあって自力で脱出するつもりでいる事もポイント高いです。
 まだ発どころか系統も判明していないので、早く情報を出して欲しいですね。

十二支ん

 サイユウとミザイストムは、「名実共に会長に近い」というボドバイより下かもしれません。90点のギンタ・85点のカンザイ・77点のピヨンと、採点はされませんでしたがヒソカのおもちゃ箱に入っていたサッチョウも気になります。

 しかし、他のメンバーはおもちゃ箱にも入っておらず77点以下っぽいですから、戦闘力に期待できなさそうです。まぁ、ジンみたいに偶々ヒソカと顔を合わせていないだけという可能性もありますが。

リァッケ

 モラウは、ヂートゥを倒すのに適任なのはリァッケだと言っていました。
 ヂートゥとは相性が良いとのことですが、その点を考慮しても師団長級を倒せるという事はそれなりの実力者なんじゃないかなと思います。

ビヨンド派の能力者達

 マリオネの腕っ節が強いみたいですけど、傭兵達のリーダー・ミュヘルもかなり強そうです。ジンとビヨンドに認められているスペシャリスト達なので、武闘派のメンバーが強いのは間違いないでしょう。
 彼らの実力は十二支ん並なのかもしれません。

カイト(蟻)

 キメラアントに転生したカイトも強そうです。
 肉体の潜在能力がどの程度かは不明ですが、見た目が殆ど人間なので相当特殊な蟻なんだと思います。

ツボネ

 40位のゴトーとは比べものにならない実力を持っているのは間違いないでしょう。
 発がジョイント型ですが、自力でもキルアの電光石火をそこそこ追えていたので、身体能力はかなり高そうです。
 まぁ、ツボネは肝心の疾風迅雷を見ていないので、発を全て知っていたら余裕の表情は消えていたかもしれませんが。

ランク付けし難いキャラ

ウェルフィン

 「ミサイルマン」は、「対象者を定める」「質問命令を込め、相手が偽るか逆らうと攻撃を開始」が条件で、発動すれば命中するまで追い続け当たって生きているものはいない、という異常に強い発です。しかも、体内に寄生するクロムカデは、殺意を抱けば一瞬で即死レベルまで成長するといいます。発の性能だけ考えれば作中屈指の強い発としか思えませんが、ウェルフィンは猜疑心が強すぎるので今一扱いこなせていない印象です。

 ミサイルマンを当てればほぼ勝利です。
 スピードはそこまで速くないタイプや、とりあえず様子見をするタイプの能力者なら、かなりランクが上位のキャラにも勝てる可能性があります。

 しかし、イカルゴの攻撃ですら大ダメージを与えられるほどウェルフィンの攻防力は低く、問答無用で攻撃されればウェルフィンが敗れる可能性が高いでしょう。
 どの程度のスピードがあれば回避できるかも分からないですし、相手の最初の選択で極端に結果が変わってくるので非常に格付けが難しいキャラだと思います。

レオル

 モラウ戦では渦を操る「トルネード」というオリジナル技を使うほど、コピーした能力を自在に使いこなしていました。煙の船に乗っていたシーハンターのモラウも身動きが全くとれなかったので、かなりレベルの高い技であったことが分かります。
 まぁ有能な蟻ではあるんでしょうが、攻防力・体術・スピードの程度が分かりませんでした。それにレンタルポッドには厳しい条件があり、借りられる回数に限度があるのも難点です。

異人類

 このランキングに入れていい存在なのか分からないですけど、戦闘能力の高い者もいるでしょう。

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コメント

  1. 匿名 より:

    おおおおお

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