カグラバチの「漆羽 洋児」とは【概要・酌揺・強さを解説】

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⚠注意 ※この記事には、「カグラバチ」の最新話までの重要なネタバレが多分に含まれています。

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「漆羽 洋児(うるは ようじ)」の概要【カグラバチ】

「漆羽 洋児(うるは ようじ)」は、かつて斉廷戦争で妖刀「酌揺(くめゆり)」を振るった契約者です。

髪の色は黒で束ね髪にし、目の両端には紅を引く歌舞伎役者のような化粧をしています。

剣術の技量が極めて高く、妖刀を使わずに4人の妖術師達を瞬時に斬り伏せました。

漆羽は、国重を心の底から敬愛しています。

普段は常識的な言動を取る彼ですが、六平国重の事となると興奮のあまり我を忘れておかしな言動を取り始めます。

チヒロからも国重と同じ空気を感じ取っており、特にチヒロの真剣な眼差しと国重のそれを全く同じものとして捉えていました。

また、正体を隠そうと変装するも三度笠と外套を身に着けて逆に目だってしまうような、少々天然なところがあります。

漆羽が死ねば命滅契約が切れて毘灼が妖刀「酌揺」を自由に扱える状態となります。

ですから、国重殺害から3年間は命を守るために、慚箱(さんそう)「国獄温泉(こくごくおんせん)」で神名備に保護されていました。

国獄壊滅後にチヒロ達と合流するも、毘灼の昼彦に襲撃される

国獄壊滅後は逃走しており、愛宕駅でチヒロ達と合流しています。

ですが、毘灼の刺客「昼彦(ひるひこ)」が、漆羽を国獄で守護していた上位妖術師4人の死体を駅にさらします。

昼彦は、親しかった妖術師達の死体を見て飛び出してくることを期待したのですが、漆羽は冷静さを失わず車内にとどまりました。

目論見が外れた昼彦は、電車に入りチヒロと戦い始めます。

漆羽は、襲撃者達の中で厄介なのは昼彦だけだと判断します。そして、自分を守りながら戦うチヒロの負担を減らすため、護衛を一時やめさせて昼彦を引き離させました。

仙沓寺で座村と合流

次に停車した駅には「巻墨(ますみ)」と呼ばれる男女の妖術師が仙沓寺から迎えに来ており、女性の妖術師が皆を転位させます。

仙沓寺に到着した漆羽は妖刀契約者の「座村(さむら)」と再会しましたが、すぐに毘灼の刺客達が強襲してきました。

漆羽は、気が気でない伯理に「……もし俺があの人ほど強けりゃ」「国獄の人間は誰一人失わずに済んだだろう」と言って落ち着かせ、治療に専念させようとしました。

しかし、雫天石使用者の残存兵力が全て仙沓寺に投入されると判明したため避難しようとしますが、退路を断たれてしまいます。

追い詰められた漆羽は戦う覚悟を決めました。漆羽は座村の剣技を見切って、際どいところで彼の斬撃を回避しながら共闘します。

その後、大量の物量で攻められ、漆羽達は限界を迎えました。漆羽は多大な責任を負った契約者として生き延びる事を優先し、座村を殺気で引き寄せて巻墨の陣で仙沓寺前に転移します。

巻墨は、自分達の命を投げ売って座村・漆羽・伯理を逃がしました。座村は巻墨を助けに戻ろうとしますが、そんな彼に漆羽は「生き延びてやるのが誠意だ」「俺達の命は特別重いんだ……!!」と言って国獄の守護者達を思い出しながら詰め寄っています。

この危機は、座村が妖刀「飛宗」を手にして敵を圧倒した事で脱したかに思えました。ところが、漆羽が命滅契約しているはずの妖刀「酌揺(くめゆり)」を昼彦が使用したため、漆羽は殺害されたと示唆されます。

座村は、突然守護者達を全員昏倒させ、「毘灼よりもずっと薄汚え『悪』がいる」「契約者(おれたち)のことだよ」と漆羽に向かって言い放ちました。

契約者達は、18年前にある事件を隠し、国重や自分達を英雄として作り上げたといいます。

今後、真相を知らない若者達が自分達のために死なないように、座村は自身を含めた契約者5人を「全員俺が殺す」と宣言しました。

漆羽は座村の考えに一定の理解を示したものの、国獄の守護者達と過ごし生かせれたのだから死ぬわけにはいかないと拒否します。

「互いのエゴだな」「…後は斬り合うだけだ」と言う座村は、飛宗を置いて普通の刀を持ち居合の構えを見せました。

漆羽も同じように居合で対抗しようとしましたが、刀を鞘から抜く前に肩から胴体を斬り裂かれ致命傷を負ってしまいます。

最後に「……。一人で…背負うのか」と口にした漆羽は、「ああ」「これ以上誰も地獄(こっち)に来なくていい」という座村の言葉を聞いて間もなく絶命しました。

人間関係

六平チヒロ(ろくひら ちひろ)

漆羽は、非常に敬愛している国重の面影をチヒロに重ねています。

チヒロと初対面の際には真剣な眼差しが国重とあまりに似ている事に興奮して、「まッまたッあんたのために戦えるのか!!」「六平サァン!!」と取り乱し、チヒロを凝視しながら死んだ国重に対して話しかけていました。

国重が隠居していた15年間をチヒロと過ごしていたと知り、「…そりゃよかった」と安心しています。

チヒロを国重と結びつけるとまま感情の制御ができなくなる漆羽ですが、それ以外の状況ではチヒロに年長者として相応しい振る舞いをしています。

六平 国重(ろくひら くにしげ)

概要で上述したように、漆羽は国重をとても敬愛しています。 普段は常識的な言動を取る彼ですが、国重とチヒロの事となるとすぐに取り乱しています。

漆羽は、国重に信用されて「酌揺」を託された瞬間が人生の最高潮であったと断言し、国重のために戦った事が人生における最強の美点であると考えています。

国重の心の通った人格を非常に尊敬しており、それがはっきりと表れている真剣な眼差しに特に心を奪われています。

3年前に国重の訃報を聞いてショックを受け、生きる気力も湧かないまま漠然と過ごしていました。

ですが、国重と同じ眼差しをしたチヒロと対面して驚愕しました。そして、国重と同じ空気も感じ取った事で、生気を取り戻しています。

座村 清市(さむら せいいち)

妖刀・飛宗(とびむね)の契約者「座村 清市(さむら せいいち)」は斉廷戦争を共に戦った戦友です。漆羽は座村の秀でた剣術を重んじており、「サン」付けで呼んでいます。

また、過去に座村から居合を指南された漆羽は、「(居合の速さは)師には遠く及ばないさ」と口にしています。

妖刀「酌揺(くめゆり)」の概要・能力【カグラバチ】

能力については一切不明ですが、使用時に複数の遊女が具現化されています。

昼彦は、チヒロの隙をついて酌揺を使用しました。そのため漆羽は既に死亡していて、命滅契約が更新されたと考えられます。

妖刀「酌揺(くめゆり)」は六工の内の一振りで、18年前の斉廷戦争時に国重が信頼していた漆羽に渡されました。

斉廷戦争終結後に国重から「酌揺」を返上して欲しいとの申し出があったため、漆羽はそれに応じています。

しかし、3年前の六平家襲撃で国重が死亡し、他の六工の妖刀と一緒に「酌揺」も毘灼に奪われてしまいました。「酌揺」は現在も毘灼が所有しています。

「漆羽 洋児」の強さ【カグラバチ】

剣術の腕前が座村より大きく劣るのは判明しています。ですが、座村が規格外の強さをもっているため、その情報だけでは漆羽と他の妖刀契約者や妖術師の実力者達との差は分かりません。

ただ、普通の刀で4人の妖術師達を妖術を使う前に全員屠っているので、妖刀の契約者に相応しい剣術の腕を持っている事は確かのようです。

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六平チヒロ
緋雪 双城厳一
シャル
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