
「杞憂(きゆう)」の意味
杞憂の正しい意味 ○無用の心配をする。取り越し苦労。
杞憂の誤った意味 ×心配する。
「杞憂(きゆう)」は「無用の心配をする」という意味の言葉なので、単に「心配する」という意味で使うのは誤用です。 また、「杞憂」を「紀憂」「杞優」と書くのは誤りです。
杞(き)の国に「天が落ちたり地が崩れたらどうしよう」と無用の心配して憂う人がいた、という中国の故事が「杞憂」の由来になります(列子・天瑞)。
「杞憂」の使い方・言い回し・例文
「杞憂に終わる」の例文
例文 ○台風の被害がでないかという心配が、杞憂に終わればいいな。 ○ 杞憂に終わるかもしれないが、もしもの時のために防災用品を備えておいた方がいいと思う。 ○台風の被害が出ないかと恐れていたが、そうした懸念は杞憂に終わった。
「杞憂に終わる」はよく使われる言い回しで、「杞憂に終わった」は「杞憂だった」と言い換えることができます。
「杞憂に過ぎない」の例文
例文 ○台風の風雨で家に被害がでないか気がかりだったが、杞憂に過ぎなかったようだ。
「杞憂に過ぎない」は、「無用の心配をする必要はない(必要はなかった)」という意味です。
「杞憂であれば」の例文
例文 ○ 杞憂であればいいのだが、台風がこの辺り一帯に出す被害を心配している。
「杞憂であれば」は、「今心配している問題が起こらなければいい」と表したい時によく使われます。
「杞憂」の誤用例
例文 ×いやね、台風で家が損壊しないかを杞憂しているんだ。
無用の心配ではないので誤用です。
「杞憂」の同義語・類義語・英語表現
同義語 杞人天憂・杞人天を憂う・杞人の憂い
類義語 取り越し苦労・思い過ごし・強迫観念・被害妄想・無用の心配・心配しすぎ
英語表現 pointless concern(無用な心配) prove unfounded(杞憂に終わる) groundless fear(無駄な心配)
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